けっこう自慢の後ろ姿

車の外観で個人的にこだわっているのがテールランプだ
昔から車の後ろ姿はその性能というか性格を表していると思っていたのだが 残念ながら前期S2000のテールランプはシンプルすぎる……というか けっこうショボい

そこで私は少々高めのお金をかけて専門業者のLEDテールランプに取り換えた
自慢のテールランプ

実はつい最近まで他人にこの車を運転してもらうことがなく 各ランプが点灯している状態を見たことが無かったのだが 先日のタイヤ交換でやっとブレーキランプやバックランプ ウィンカーが点灯している状態を見ることができた

その状態は思った通りにカッコいい

個人的に好きなテールランプはR32スカイラインクーペのものだが このLEDテールはそれを新しくしたようなイメージなのがとても気に入っている

実を言うとこのS2000につけてきた社外品は価格などの諸事情で妥協したものが多いのだが このテールランプは希望通りのものを選んで取り換えたので本当に気に入っているのだ

自慢ばかりの投稿になってしまったが たまにはこういう投稿もあって良いんじゃないかな

役に立たないタイヤレビュー

先日からS2000のタイヤを17インチから16インチに取り換えたということを何度か書いてきた
詳しい事情は何度も書いたので繰り返すのは止めておくが 土日で近場を走り回っているうちに 取り換えたばかりの時とはだいぶタイヤに印象が変わってきたのでメモ的に書いておきたい

ただタイヤだけを換えたとか タイヤが同じでホイールだけを17から16に換えたとかの条件ではないので情報としては正確じゃないし誰の参考にもならないと思う

思い込みに影響されているかもしれないし 自分でもなんか理屈と違うなと思える部分もあるので ただの戯れ言として読んでもらえばいいかもしれない

繰り返しになるが今回の変更内容は

変更前
F225/45R17 グッドイヤー RS SPORT S-SPEC
R245/40R17 グッドイヤー RS SPORT S-SPEC
変更後
F205/55R16 ヨコハマ アドバンスポーツ V105
F225/50R16 ヨコハマ アドバンスポーツ V105

取り換えた当日はほとんど変化を感じなかったので タイヤの銘柄変更もインチダウンもたいした影響は無いんだなと思っていた

ところが金土日と3日間ほど近場を走り回ってみると 新しいタイヤの皮むきが完了したのか 操作性の違いを感じるようになった

まず乗り心地が硬くなった

取り換える前のRSスポーツはサーキットも視野に入っているハイグリップタイヤで 新しいアドバンスポーツV105はプレミアムクラスのスポーツタイヤだから 乗り心地はV105の方が良さそうなものだが 実際にはけっこう硬さを感じる
17インチから16インチへのダウンだから突き上げも穏やかになりそうなものだが けっこう路面からの突き上げを感じるようになった
RSスポーツはハイグリップタイヤとしては例外的に突き上げが穏やかというレビューもよく見かけるので 余計にそう感じたのかもしれない

それからハンドリングの特性がけっこう変わった

RSスポーツはハンドルの切り始めの反応が意外に穏やかで 路面からのインフォメーションも穏やかなタイヤなので操作に神経質さがない
誤解されないように書いておくと RSスポーツは決して緩い操作性ではなく どんな状況でも路面に吸い付いているような安定感があるので 峠道などは特にトラクションを意識しなくても安心して速いペースで走れてしまうような良いタイヤだ

それに対してV105は路面のうねりとかを拾いやすいし ハンドルの切り始めにクイックに反応する
最初の印象よりも神経質なタイヤかもしれないと感じた
アクセルのオンオフにもけっこう敏感に反応するので トラクションは意識していないとスムーズに走れないかもしれないと思う

ただこれはタイヤの銘柄変更のせいなのか ホイール変更によって実質のトレッド幅が狭くなった影響なのかはよく解ってない
どこかで読んだ情報で S2000の初期型サスペンションで標準の16インチから純正後期の17インチに換えただけで操作性の神経質さが緩和されたという話もあったので 今回感じた操作性の違いはタイヤよりもホイール変更の影響が大きいのかもしれないが 本当によく分からないのが実際のところ

まあ 考えてみれば好き好んで17インチから16インチの純正ホイールにするなんてケースはほとんど無いだろうから参考にする人もいないだろうけども

でも今回の変更で「操作性が神経質になった」ということを書いているが 実際には運転を楽しめるスピード域が下に20km/hほど下がった感じなので 街中を普通に走っているだけでもなかなか楽しい
問題は中長距離でのドライブがどうなるかだが それはまた後日試してからにしてみよう

夕暮れ時の渋滞で思ったこと

昨日は行きつけのホームセンターで週末に使いたい道具を買いたかったので 仕事が終わるとすぐに車で向かった
時刻は18時前後
夕暮れ時でスモールランプを点けるかどうか迷うような天候だった

道路は帰宅ラッシュで渋滞していて すぐにどの車もスモールランプを点け始めるぐらいに薄暗くなったが その渋滞で連なる車を眺めているとドイツ車を始めとする今どきの車に装備されている明るいLEDのポジションランプと ちょっと古い車のスモールランプでは他の車や歩行者からの見え方がだいぶ違うなあ……と思わされた

ヘッドランプを点灯するぐらいまで暗くなるとそれほど差がなくなるが 夕暮れ時に旧来のスモールランプは本当に見えづらいと感じたのだ

しかし古めの車はLEDポジションランプに換えることは難しいし さらに古い車だとランプ自体が暗いので 車列の中だと影のように見えてしまう

そこでふと考えた

人気車種の場合だと車外品でLEDポジションランプやイカリングを仕込んだものが発売されているから工夫次第で変更も可能だが ごく普通の車種の場合はそういうのは望めない

これってメーカーが用意できたりしないだろうかと思ったのだ

古い車を現在の排ガス規制や安全基準に合わせるのはかなり難しいだろうが 純正の今どきランプを用意して正規ディーラーで交換できるようなサービスぐらいはやってもいいんじゃないかと思う
車メーカーとしては新車を売らないと商売にならないのかもしれないが 古い車を大事に乗っている人を増税までして排除するような方針はやりすぎだと思う

そろそろ車に限らず家電メーカーなんかも 修理やメンテナンスを効率の悪いサービスのままにしておかないで 充分に儲かるような体制にしても良い頃合いじゃないかなと思う

一般的に「修理するより買い直した方が安い」という認識は拡がっているが つい20年ぐらい前まではテレビとかでも直し直し使い続けていたわけで

メーカーだってひたすら丁寧に製品を作っていた頃の方が 薄利多売とかの根拠の薄いことを言ってる今よりよっぽど健全な物作りをしていたんじゃないだろうか

なんてこんな場末のブログでほざいていても仕方ないとは思うけども……

あー 純正のLEDポジションランプのついたS2000用ランプを出してくれないかなあ

タイヤ交換からの……

先日 借りた駐車場のサイズに合わせてタイヤを取り換えたのだが 夏タイヤは大丈夫になったが今度はスタッドレスの場合に幅が大丈夫か心配になってきた

ちなみに夏タイヤの変更は以下の通り
変更前
F225/45R17 7.5J +50
R245/40R17 8.5J +50
変更後
F205/55R16 6.5J +55
R225/50R16 7.5J +65

これでだいたいタイヤ幅が54mmほど狭まって駐車場に収まっているが 隙間はほとんど無い

そして現在持ってるスタッドレスは
F215/45R17 7.0J +55
F225/45R17 8.5J +65
(後期純正ホイール)

リアホイールの幅が1インチ増えるがタイヤの幅は同じ
タイヤのトレッド位置からのサイズは同じなので収まりそうだが ホイールが片側で12.7mm出っ張るので両側で25.4mm増えるのが不安の種

ただ ふと考えてみると今はネガティブキャンバーが2度ついているので 1度タイヤを立てると片側約9mm狭めることができる
でも そのために後輪の限界点を下げるのはどうなのだろうか……

それにしても今回の駐車場の件がなければ 後輪を 17インチで 9J +63にして255/40R17のタイヤにして リアのキャンバーを2.5度にするつもりだったのだが ずいぶんと方針が変わってしまった
好みの操作性を維持してキャンバーをどこまで立てられるか実験してもいいのだが 料金もバカにならないし 当面はこのままで冬が近づいてから真剣に考えてみるとしよう

タイヤを換えた記

先日の投稿で しばらく実家に預けていたS2000を都内の自宅に持ってきたと書いた
手頃な賃料で設備も良さそうな駐車場を見つけたからなのだが 実際に私のS2000を入れてみるとタイヤがはみ出してしまった

タイヤ幅が1700mmまでと説明書に書いてあるが ボディの幅や高さ・全長などの条件が全て合うので 問題ないだろうと契約したのだ
ところが車を入れてみると前輪がギリギリで 後輪がパレットのフレームの乗っかってしまう
どうやら40〜50mmぐらい後輪の幅がオーバーしているようだ

このままでも一応収納できているから大丈夫か……とも思ったが 何度も出し入れするうちにタイヤが痛むことも考えられる

そうなると別な駐車場を借り換えるという選択肢もあるのだが この駐車場と同じ価格帯のは近所にない

ものすごく悩んだ結果 前期型純正タイヤセットに換えれば 計算上54mmほど狭めることができると判り 実行することにした

前期ホイール(16インチ)の4本セットをヤフオクで落札し タイヤ屋さんに新品タイヤを付けてもらうというプラン

現在のタイヤサイズ F225/45R17 R245/40R17 から F205/55R16 R225/50R16への変更となるから 数字で見るとけっこう細くなるイメージだが 考えてみればS2000の標準タイヤとして設定されているわけなので それなりのグレードのタイヤなら問題はなさそうだ

ホイールはヤフオクで純正のきれいなのが落札できたのでタイヤ屋さんに直送してもらうことが出来たが 問題はタイヤの銘柄

今まで使っていた17インチのタイヤはグッドイヤーのハイグリップ イーグルRS SPORT Sスペックで 扱いやすくて乗り心地も問題なく気に入っていたのだが 以前東北道でゲリラ豪雨に遭ったとき 90km/h程度でもハイドロプレーニングが起こったことがあったので 今度買うタイヤは排水性の良いものがいいと思っていた

そこでプレミアムクラスのスポーツタイヤで考えると無難なブリヂストンのポテンザS001を発注した
ところがメーカー在庫が無く約1ヶ月ほどかかるとのこと……

落札したホイールセットはタイヤもついているので とりあえずS001が入荷するまでそのタイヤで持たそうかと思ったが 古いし減ってるしで危なそう

そんなわけで最終的には ヨコハマタイヤ アドバンスポーツ V105 F205/55R16 R225/50R16 に決定した

タイヤ屋さんで準備が出来たとのことで先ほど交換して都内を走り回ってみた

17インチから16インチへの扁平率変更でふわふわするかと思ったが 操作性に大きな変化は感じなかった
まだタイヤの皮むきも終わってないし 都内の一般道を流れに乗って普通に走ってみただけなので高速域やハードな加減速とかコーナリングは試してないが 16インチにしたことでの性能低下はほとんど無いようだ

これからは中長距離でのドライブを楽しみたいと思っているので 路面からの突き上げとかが穏やかで グリップ感も申し分ないV105を選択したのは正解だったようだ

ちなみに他に考えた銘柄はポテンザS001かRE003(アドレナリン) ミシュラン パイロットスポーツ3 あたりだったが S001はともかく他はS2000の性格を考えるとちょっといろいろ足りないかもしれないと思えたので候補から外すことにしたのだった

そして肝心の駐車場だが 本当にギリギリだがパレットのフレームに収めることができたので一安心

それにしても 普段使いの用途としては17インチじゃなくて純正サイズの16インチセットで充分だと感じられた
まあ 見た目は17インチの方がカッコいいのは間違いないのだけれども 16インチも悪くない

遠いところに遊びに行くときは17インチに履き替えようかと思っていたが 16インチのままで大丈夫そうだ

ちなみに取り換える前のイーグルRS SPORT Sスペックだが ハイグリップにしては嫌な音もしないし 路面からの突き上げも穏やかで普段使いでもお勧めできるタイヤだということは記しておく
土砂降りの雨ではハイドロプレーニングが起きやすくなるが しとしと雨とかで排水が追いつくならばむしろグリップは良い
足回りと重量バランスが良い車に向けてハイグリップを気軽に体験できる良いタイヤだと思う

今回取り換えたアドバンスポーツV105は 重くてパワーのある車向きっぽい設定なのでS2000には合わないかもと思っていたが 長い時間運転しっぱなしの私には良い感じの感触だと思った
本当の評価はこれからだが タイヤの存在をあまり意識しなくて良さそうな性能なので 純粋に運転を楽しんで行けそうだ

オープンドライブはやっぱり楽しい

実は去年の暮れ頃から車を実家に預かってもらっていた
借りていた駐車場が工事で閉鎖になるため出なくてはならなかったのだが 代わりの駐車場の月額賃料が高めだったので 予算内のが見つかるまでということで実家に置かせてもらっていたのだ

そして今回のゴールデンウィークの前にやっと適当な駐車場が見つかったので 帰省のついでに持ってくることが出来た

帰省中は実家近くの峠道を走り回ってみた
峠道……と言うにはだいぶ整備されて面白味は減ってしまったが それでも山道の空気は爽快だ

そんなわけで久々に写真を撮ったので貼り付けておこう
ゴールデンウィーク中
朝早めに家を出発してお昼までに戻るという行程で走ったが 気候的にも丁度良かったと思う

これぐらいの気温と日当たりがオープンドライブには最適だと思ったが 昼近くになると日差しが強すぎて暑くなってしまった
昼間にオープンで走れるのはそろそろ限界かもしれない

冬にガッチリ着込んでコタツモードでオープンも良いものだが 季候の良いときに軽装でウィンドウまで開けて走れるのがやっぱり最高だと思った

次は秋頃にならないと昼間にオープンは厳しくなってしまうが 普通に山道を走り回るだけでも楽しいので 比較的近くて楽しめるコースを見つけておきたい

加速の話

某掲示板の某スレッドを眺めているとき シフトアップのタイミングについての質問を見かけた
普段使いでの発進加速で 1速である程度引っ張ってから2速につなぐか 1速で走り出したらすぐに2速に入れてしまうかといった内容だったが 他のスレッドでも何回転で2速に繋ぐのがいいのかといった話は見かけことがあったので 自分の考えを書いてみたい
その掲示板に直接書き込めば良いようなものだが 短い文章で簡潔に話をまとめるのが苦手で 意図が上手く伝わらないことも多く その後の流れが変な方向に行くことがあるので自重しているのだ

というわけで あくまで自前だが考えを述べてみる

私の場合 走り出して何回転まで引っ張るかという数値的な目安よりも 車がスピードに乗っているかどうかを体感で判断してシフトアップしている
道路の状況は常に同じというわけじゃ無いので 例えばゆるい上り坂なら1速でけっこう引っ張らないと2速に繋いだ時点で加速感が落ちてしまうし 下りはむしろさっさと2速に入れて自然な加速にまかせる感じ
路面がウェットとかで不安定な状況なら早めに2速に入れて 駆動輪にあまりパワーがかからないようにする

もちろん思いっきり加速したい場合は1速でレブリミット近くまで回してから2速に繋ぐ

エンジン回転とアクセルの関係は 踏み具合にエンジン回転がついてくる状態と 踏んでも回転が即座にはついてこない状態がある
トルクが充分に立ち上がっているかどうかなのだが これは車ごとに違うから体で覚えていくしか無いと思う

そういえば昔 燃費をかなり気にして走る人の車を運転させてもらったことがあるが 私が回転を上げ気味で走ることに不満を言われたことがあった
しかし その本人の運転に交代したら 車速が乗ってないのに2速にシフトアップするし その上のギアでも同じ傾向
シフトアップ直後には軽いノッキング音までしていたので もっと回した方が結果的に燃費が良いよということを説明した

燃費を稼ぐことを目的とした走りでも 例えば50km/h巡航を目指した場合に 1速でスピードに乗るまで引っ張って2速で軽く引っ張り 3→4速をさくっと上げて気持ち減速気味に巡航速度に持って行った方が良い
エンジンが気持ちよく回っている状態というのは負荷が軽いので 低回転で無理に引っ張るより結果的に燃費が良いことが多いのだ
ただこれはワイヤースロットルの古い車の場合で 今の電子制御スロットルでは異なるかもしれないのでケースバイケースだが

実際に私はAE86でリッター16kmぐらいの燃費は記録したことがあるのでそんなに間違った内容ではないと思う

なんか「加速の話」なんて走りについてのことを書くつもりがエコランテクニックについての話になってしまったが 普段使いでのドライブテクニックについてのことなので 本質は同じだろう

純正でいいんじゃないかな

またまたS2000の話題

S2000はチューニングベースとしても優秀なためか 社外品のパーツが数多く用意されている
私自身も必要とあらば……というよりも興味本位でも社外品に換えているものがいくつかある
例えばブレーキのローターなどは純正も高品質なので 当初は純正に交換するつもりだったのだが 純正品が値上げしてしまい社外品の方が安くなってしまったのでディクセルのFS(焼き入れ済・スリット入り)に取り換えたということもあった

しかしいろいろと情報を漁っていくうちに 純正のままでも充分じゃないか?と思えるものがいくつか出てきた
まず外装のエアロは純正のType-S用が性能的にも安全性的にも最適だと思える(見た目は好みがあるけど)
それからブレーキのキャリパーも見た目はショボいが性能的には純正で充分だろう
またフロントだけを対向ピストンの高性能なものにした結果 リアとのバランスが崩れて調整にかなりの時間とお金がかかったという話も聞いた

あとタイヤサイズも後期純正のF215/45R17 R245/40R17というのがストリートユースではベストな選択に思えてくる
初期型純正のF205/55R16 R225/50R16でも良いとは思うが 後期純正サイズの方がピーキーさは緩和されるということだ

足回りに関しては純正サスのスプリングは突き上げがきつくて こればかりは社外品の高評価な車高調に換えた方が良いと思っている
車高自体がノーマルよりも20mm程度は落とした方が見た目のバランスが良いと思うので 価格にかかわらず評価の良い車高調にするのはお勧めだ

駆動系もクラッチは純正で充分だと思う

デフに関してはオイル容量が少なすぎるのをカバーする容量アップしたデフケースに取り換えている例をよく見かけるが 情報を詳しく見てみるとだいたい数年前のものが多い
最近では強度の上がっている純正後期のデフキャリアを利用している方が増えているようだ

あとは交換例の多いエアクリーナー周り

無限のエアインテークシステムなども交換例が多いし ボンネットを開けたときのインパクトもあるのでお金に余裕があるのなら交換も止めないが 性能的には純正で良いと思う
ホンダはもともとエアインテーク周りの調整がシビアで 下手にいじくると性能が下がってしまうと言われるが 交換のエアクリーナーも安くて性能も申し分ない純正から社外品に取り換えるのはよく検討してからにしたいところ

またエアインテーク周りではリタード対策としてバンパーの開口部からエアを直接エアクリーナーボックスまで導くダクトも取り付け例の多い装備だが 昨今のゲリラ豪雨でできた水たまりを通過したときに水を直接吸い込んでしまってエンジンに水気が入り込で壊れる(ウォーターハンマー)ということも実際にあったらしいので これもよく考えた方が良さそうだ

S2000の場合 純正の機能部品はけっこう高品質のものが使われているので 社外品への交換を検討する場合もよく調べてからにした方が良い

問題はその純正品の供給がいつまで続くかと上がり続ける値段だけども……

車離れと言うけれど

最近の報道などでよく「若者の車離れ」という表現を目にすることが増えた
若者が車を買ってくれないから業績が伸びないということらしい

それに対して「お金が無いから買えない」というネット上の意見ももっともに思える

しかし「お金が無いから買えない」というのは基本的に「欲しいけどお金が無いから買えない」という場合にこそ当てはまると思うのだが ネットの意見をざっと眺めていると むしろ「車に興味が無い」という人が増えているように感じられる

そして都市部で生活する人の場合は「車を所有するメリットよりも負担の方が大きいので無駄である」という合理的な意見も多く それが車の購入にストップをかけている要因のように思える

二輪車(ここではオートバイのこと)の場合はもっと悲惨で 街中で見かける機会が少なくなったと思えるほど減っているし 実際に台数も売れていないようだ

十数年前までは車もバイクも普通に売れていたと思うのに なんでこうなったのかちょっと考えてみた

二輪車の場合は理由を推察しやすい

かつて二輪車は都市部においての便利な移動道具だった
車ほどの駐車スペースを必要としないし ちょっとした買い物や食事程度なら店近くの路上に駐めておいても大丈夫だった
渋滞も車ほど影響を受けないので たいてい予測した時間通りに行動できるというメリットもあった

しかしそれが2006年から始まった駐車監視員制度によって厳しく取り締まられて 気軽に路上に置いておくことができなくなった
実際に駐車監視員制度が始まってすぐの頃 大きめの歩道にたくさん置いてあった二輪車がきれいに無くなったのを覚えている
当時は「やりすぎ」と言われるほど一気に取り締まりが強化されたので それを理由に二輪車を手放したケースも多かったのではないだろうか
二輪車のメリットである「とりあえず気軽に駐めて用事を済ます」ということがやりにくくなったのだから仕方がない

現在でも二輪車の駐車スペースは増えていないようで 駐車のしづらさは四輪車以上になってしまっているようだ

実際に私も二輪車を買おうと思ったことはあったが あまりメリットがないことに気づいてやめたという経験がある
個人的には中型クラスの二輪車にまた乗ってみたい気持ちはあるのだが いかに趣味のものであったとしても 負担が楽しさを大きく上回ってしまうと高いお金を出してまで購入する気にはなれないという典型だろう

そして四輪車の場合

私は約15年ぶりにマイカーを購入したわけだが 車を購入する前に漠然と考えていた「昔よく行ったあのラーメン屋に行ってみよう」とか「あの洋服屋がまだあったら行ってみたい」とかを未だに実行できないでいる
目的の場所に近づくところまではいいのだが 駐車場が用意されていないと駐める場所に迷って通り過ぎてしまうからだ
それ以外にも行ってみたい場所があった場合はまず駐車場がどうなっているかをGoogleマップなどで確認してから向かうようになった
都内や近郊の市街地に目的地を設定したならどこでも似たような状況になるだろう

それほど頻繁に運転しているわけでもない私でもこうなのだから 駐車監視員制度の車社会への影響は少なくないと思う

確かに駐車禁止区域での路上駐車は違法だし それを取り締まるのは必然なのかもしれないが 警察が直にやってる頃ぐらいの取り締まり頻度で良かったんじゃないかと思う
駐車監視員の報酬が時給制とかだったら程よい緩さもあっただろうが どう考えても実績給だろうから 状況を考えて取り締まり対象を見過ごす……なんて出来るわけがない

それにたかだか700円~1000円程度のラーメンを食べるためだけに都内のバカ高い駐車料金を払うのも無駄に思えるので 自然にそういった街道沿いで無料駐車場のないラーメン屋などを避けるようになってしまう
せっかく駅前地域から大きく外れた家賃の安い場所に店を構えて価格を抑えるような商売をしていたとしても 客が来なければ話にならない
昔はラーメン戦争なんて呼ばれた環七や環八にたくさんあったラーメン屋は商売を続けていられるのだろうかと心配になってしまう

車は二輪だろうが四輪だろうが 駐車をしなければ用事を足すことはできないものなので そこに重すぎる負担があったら所有するメリットを簡単に上回ってしまうだろう
そもそも都市部で個人が車を持つということは趣味の部分が大きいので メリットが負担を上回っているか よほどの物好きじゃない限り真っ先に切り捨てられるものだと思う

最近は駐車監視員の取り締まりも件数低下の傾向にあるらしいが これは取り締まりがいくらか緩くなったこと以上に 制度導入直後の手当たり次第というイメージがドライバーに焼き付いているのも原因していると思う
そしてそれは結果的に車を購入してまで持ちたいという気持ちを阻害していると思うのだ
都市部に暮らす人にとってみれば 車を買わない理由なんていくらでも見つけられる
(車両価格が高い 維持費が高い 駐車場が高い 別に無くても困らない……等々)

そして経済的に余裕のある世代が車を買わなくなると適度な価格の中古車も出回らなくなるので 若い世代が買える車も減ってしまうという連鎖

車自体に魅力がなくなっているという意見もあり私もそう思うが 実用的なメリットが感じられない方が切実なのではないだろうか

例えば昔 職場やサークルなどで小旅行をしようと計画した場合
参加者の数人が自分の車を持ち出して 車を持っていない人を乗せる……なんてことがよくあった
ミニバンやSUV 中にはスポーツタイプのクーペなどが集まったりして ちょっとした自慢大会が始まったりする
車に興味の無かった参加者も 乗せられて初めて車の趣味性とかに気づいたりする

こんな風にちょっとずつ車を持つメリットが伝わっていく場面がいろんなところであったと思うのだが 今はある程度の人数が集まるとミニバンをレンタルしてきたりして経費を抑える方法に行くのが普通になってる気がする

車を個人で所有するというのは 通勤で必要とか日常生活に必須とかの場合を除くと 趣味として価値があるかどうかが問われてくると思う
そういうのは経済的な合理性だとか実用性だけで考えたら簡単に否定されてしまうものなので 車自体に魅力があって「どうしても欲しい」という欲求を起こされるのは重要だと思う
しかし それ以上に取り締まりによって縮こまってしまったドライバーの意識を一度解放してあげられるような方策は必要なんじゃ無いだろうか

でも今は本音(利用者の意見とか)を建前(法律)が駆逐するような時代なのでなかなか難しいのかもしれない

ゲームの話

私のゲーム(ここでは家庭用テレビゲーム)との出会いはかなり遅く 三十台になってからだ
ゲームに興味が無かったわけではないが 何事にも凝り性な私はハマったら寝食を忘れてやり続けてしまいそうだったので近づかないようにしていたと言うのが本音
二十台前半の頃にファミコンブームがあって 故郷の友人からファミコンを安く買えないかと頼まれて都内を探し回ったりしてみたことはあったが 私自身はまったく興味がわかなかった

それがある日 パソコンの性能を上げるために購入したビデオカード(グラフィックボードとも言う)のオマケソフトとしてPC版のバイオハザードが付いてきた
ちょうどその当時 テレビでバイオハザード2のCMがやたらと流れていて その映像が格好良くて印象に残っていたのもあって ちょっとやってみようかな……程度の気持ちでインストールして起動してみた

ゲームコントローラも無かったが 気分的にはお試しだったのでキーボードでプレイ

まず実写のオープニングから洋館のエントランスでゲーム開始……なのだが ゲーム慣れしていない私は何をしたらいいのかが分からない
その後にいくつかゲームをやるうちにある程度慣れてきて とりあえずは登場人物の台詞を聞いて それに従って行動するという ある意味当たり前のことを理解していったが この時はウェスカーやバリーの台詞を聞き流していた……
また 行動によってイベントを起こさないと先に進めないというお約束も分かっていなかったので エントランスをうろうろするばかり

そうこうしてやっと最初のゾンビに遭遇

銃を撃つキーを押してるはずなのに攻撃しない??……何も出来ないまま咬まれて終わり
……銃を装備していなかった……

説明書をもう一度よく読んで再チャレンジ

今度はちゃんと銃の装備を確認して いざケネスゾンビの元へ
……ケネスゾンビが近すぎて 撃つ前に咬まれてしまう……

それでもなんとかケネスゾンビを倒して奥のドアへ進むが「鍵がかかっている」ってなんじゃそりゃ

またもいろいろウロウロして やっとたどり着いた廊下で犬に咬まれて死亡……

ここらで「これはさすがにキーボードじゃ無理か?!」と思い 会社帰りにWindows用のゲームコントローラを買ってきた

……お試しのはずが このあたりでだいぶハマってしまっている

コントローラを買ってきてからは順調に進んで……と言いたいところだが 操作は楽になってもこのゲームが何をすればクリアなのか というよりも進め方がまったく分からない
さらにオープニングや途中のイベントムービーを飛ばせることを知らないし セーブ方法も分かってなかったので オープニングムービーなどはゲップが出るぐらい見飽きていた

各種の謎を解いて鍵を開けて先に進んでいく……というゲームの基本が全く分かってないので さすがに何も参考にしないでのクリアは無理だと判断した
そこでネットを検索してみると 攻略手順を簡潔に説明しているサイトをいくつか見つけた
その中で私が感覚的にピンとくる表現をしているサイトの攻略手順を印刷して それを見ながら進めていったのだった

R.P.D 作戦会議室に置いてある攻略手順も 私のこの経験から作りたいと思ったのがきっかけだったりする
(当時 攻略手順の作成を手伝ってくれた方々には改めて感謝)

そうこうするうち とりあえずこのPC版バイオハザードはクリアできたのだが PCでゲームをやるのはちょっと無理があると思い始めた
そして勢いのまま プレステとバイオハザード・ディレクターズカットとバイオハザード2を買ってきた

実はこのとき バイオハザード2の方がバイオハザードよりも難しいのだろうと勝手に判断して まずはバイオハザード・ディレクターズカットをクリアしないとバイオ2をやってはいけないと思いこんでいた
そしてディレクターズカット版を始めたわけだが これが思いの外難しい
キャラは簡単に死ぬし 拾える弾は少ないし……
(実質ハードモードだったわけだが それを知ったのはだいぶ後のこと)

そうこうするうちに何とかディレクターズカット版をクリアして ワクワクしながらバイオ2に取りかかった

今度は攻略サイトのお世話にならず……と言いたいところだが たかがゲーム1本をクリアした程度の経験で攻略のコツが分かるはずも無く 結局は躓く度に攻略サイトを覗くということになってしまった

しかし攻略サイトを見ながら進めていくことにも利点はある
攻略サイトを作ろうなんて人は基本的にバイオハザードが大好きなので 設定やキャラの行動などに細かいツッコミまで書かれていたりする
そのツッコミコメントがゲームやバイオハザードに詳しくない私にでも「これは単なるホラーアドベンチャーゲームという側面以外にも楽む要素がいろいろあるな」と気づくきっかけになったのだ

そして本編をクリアし ハンクをプレイしてみたり 豆腐をプレイしてみたりするとバイオハザードについて意見交換してみたくなったりする
当時の勤務先では同年代のオッサンばかりでバイオハザードどころかゲームに興味のある人は全くいない
そこで当時は活気のあったYahoo!掲示板のバイオトピックを覗いてみることにした

そこで読んだ内容で衝撃を受けたのが「豆腐はクリアできて当たり前」という書き込み

ゲーム初心者だった私はバイオハザードについて会話がしてみたかっただけだったが これはどうやら豆腐をクリアできないと書き込みなんておこがましいのかもしれない……と思ったのだった

そして始まる豆腐攻略への毎日

毎晩帰宅後に挑戦するのだが 攻略サイトで手順を理解したつもりになっても なかなか思い通りに進めることができない
自分の動きを確認するために プレステ→ビデオデッキ→テレビという接続にして 録画をしながら進めていったり
VHSの120分テープが4本目ぐらいになった頃 Dangerになりつつもあとちょっとでゴールというときにタイラントの爪のひと刺しでゲームオーバーになったこともあった……
ちょっとしたミスでクリアできなかったりするとコントローラを壁に投げつけたりしたこともあったので 隣の部屋の住人にはだいぶ迷惑をかけてしまったかもしれない

そして何日かかったか忘れてしまったが やっと訪れるクリアの日
夜中だというのに大声で歓声をあげてしまって やっぱり隣の住人には迷惑を……

これでやっと掲示板への書き込み資格を得られたと思い 喜び勇んで「豆腐クリアしましたー!」と書き込んでみると「豆腐をクリアするなんてすごい!」といった絶賛の嵐
……あれ?もしかして豆腐をクリアしてない人が大多数??
無理にクリアしなくても書き込んでみれは良かったのか?

なんてことがあって 紆余曲折の後 R.P.D作戦会議室なんてサイトを立ち上げることになったのだった

という愚にも付かない思い出話の巻