ミシュラン X-ICE3

このブログに書きたいことはいろいろあったのだが 難しく考えすぎて面倒になって1月も終わりになってしまった

2015-2016年の年末年始は実家に車で帰省した
S2000にスタッドレスをはかせて雪への備えは万全……だったのだが 実際には雪がほとんど降らずに済んだので 雪道ドライブの経験を積むところまではいかなかった

今回S2000に装着したスタッドレスは ミシュランのX-ICE3
サイズはフロントが 215/45R17 リアが225/45R17
ホイールは後期型用の純正でフロントが7J-17 リアが8J-17(うろ覚え)

フロントはジャストサイズだが リアは本来245/40R17なので けっこう幅を引っ張った感のある見た目になった

数あるスタッドレスタイヤの中からミシュランを選んだのは 氷上性能はそこそこだが路面がドライやウェットなら普通のコンフォートタイヤ並みに快適だと聞いたからだ
FRで雪道を走ることを考えるとブリヂストンのブリザックやヨコハマのアイスガードを選ぶべきなのかなと思ったが 都内在住で冬場に2〜3回程度の帰省でしか雪道を走る機会はなさそうと考えると タイヤの寿命の99%はドライか普通のウェット路面だろうと思ったのでミシュランがベストと思えたのだった

装着したのは12月20日で 実家の岩手に向かう前に150kmほど走って所謂「皮むき」を行ったのだが 帰省の当日に東北道に入ったらなんだか接地感が乏しくてフラフラする
装着したばかりのときは新品タイヤ特有の接地感のなさはあったが剛性感は充分で首都高も怖くなかった
100km程度走ったあたりから接地感も良くなってきたので 東北道の走り出しはちょっと意外だった

ところが宮城県に入ったあたりから路面にピターッと吸い付くような走りに変わり まるでスポーツ寄りのノーマルタイヤで走っているような安定感が出てきた

東北道は雪がちらついている程度で路面にはまったく雪が無かったが 東北道を下りたら道路は真っ白
後から聞いたらその日は昼間から吹雪でいきなり積もったということだった

だが 降り始めの雪なのでミシュランでもまったく不安がないほど普通に走ることができた
帰省期間中に自宅から近い場所をいろいろ走ってみたが 凍結路でABSが作動したぐらいで だいたい問題なく走れた

S2000は純正のトルセンLSDが入っているので 多少路面状況が悪くても発進は楽だと思ったのだが 片方のタイヤが乾燥路でもう片側が凍結路に乗ってしまったケースではなかなか前に進まないというのを経験した

これはタイヤのせいというよりLSDの効きがイマイチという感触だったので 実家から戻ってきてからデフオイルを固いものに変えてみることにした
本当はLSDを社外のものに取り替えたいところだが 予算もないしS2000のトルセンLSDはけっこう良いという意見もみかけたのでまずはデフオイルでLSDの効きを良くしてみようと思ったのだ

選んだオイルはオメガ690のシングルグレード#140というもの

最初は違いが分からなかったが 首都高を走り回っても直進もコーナーも不安定感が無くなったと思う
いずれは機械式LSDも検討しようと思っていたが 私の使い方ならこのデフオイルを早めに交換することで大丈夫そうな気がする

ちなみにスタッドレスのX-ICE3は首都高あたりでもスタッドレス特有のグンニャリ感もなく普通に走れる
音も静かで心地よい
春になったら夏タイヤに取り替えるのは当然なのだが このまま4月上旬ぐらいまではミシュランでいいかもと思えてくるほどだ

ミシュランのX-ICEでサイズもけっこう大きめなので スタッドレスとして高額な部類になってしまうが 思い切って買って良かったと思う

本格的な雪道は走っていないが3月にも実家に帰省する予定があるのでそのときは多少なりとも雪道を楽しめるかもしれない