スタック映像を見て

昨日は東京に54年ぶりだという11月の雪が降った
都内の各所で積雪があったらしく 朝の情報番組では雪道でスリップして進まない車の映像を繰り返して流していたのでなんとなく見ていたのだが あれって同じ映像を繰り返し流されて 運転していた当人は恥ずかしいだろうなあ……などといらぬ心配をしてしまった

それはともかく

都内で降雪する度に流されるスタック映像を見ていて スリップして走行不能になってしまう車はスタッドレスタイヤやチェーンなどの準備が足りないというのはもちろんとしても それ以前にアクセル操作がダメだなと思ってしまう

雪道の運転はアクセルもブレーキも「ふわっ」と踏むのが基本なのだが 映像のネタにされている人たちはアクセルを思いっきり踏んでしまっているように見える
たぶん当人は普通に発進するつもりでアクセル操作しているのだろうが 雪道の場合はそれでは強すぎるのだ
(雪道の運転に慣れている人にとっては今更な話だと思うが……)

そして発進するときに滑りやすい状態になる原因には 停止のブレーキも急すぎるのだと思う

雪道で滑るのはタイヤの下の雪が押し固められて氷になってしまっているのが原因だと思うが 停止するときにブレーキをギュッとかけると 止まったときにタイヤが一瞬滑って雪を押し固めてしまう
ただでさえ滑りやすい状態の雪を押し固めてしまったら 次に発進するときには滑って当たり前だと思う

ところでいきなりだが 車に同乗したときに運転手によって停車したときにカックンとなる人とならない人がいると感じることはないだろうか
これは停止して車がまだ前に進もうとする力を上手く逃がしているかどうかで決まる
ブレーキを踏んでそのままギュッと止まると 停車した直後にカックンとなってしまうが 停車してカックンとなる直前にブレーキを踏む力を緩めるとスムーズに止まる

この動作を普段からやってると雪道で停車するときに無駄な圧雪を行わなくてすむと思うのだ

実際の動作は タイヤがロックして止まるか 止まってからもタイヤがちょっと転がった状態で止まるかの違いなのだが それでタイヤの下にある雪の状態はだいぶ違うと思う

などと偉そうなことを書いているが 私も雪道運転はだいぶ長いことやってないので自信は全くない
スキーに毎週のように行っていたときはそれなりに慣れていたが それでも通勤や仕事で毎日運転している人には全然かなわないと思う
雪道運転は車やタイヤの性能もあるけど 何よりも雪の特性に慣れていることが強いと思うのだ

S2000の現在

やっと写真が撮れたので現在の外観を紹介

まずは前から
S2000フロントビュー
何の変哲もないAP1
というか 変哲……はリアウイングぐらいか

車高はノーマルから20~25mmダウン

そして後ろ姿
S2000リアビュー

このテールはクエストジャパンというところで加工してもらったもの
クエストジャパン・QJ-AP101
ブレーキランプは片側2連になっていて その外側の内側がウインカー
バックランプは内側の内側(表現が悪い)にある反射板の周りがバックランプになっている

テールランプのLED化はいろいろな人がやっているが 私が探した範囲で水漏れ保証があるのはクエストジャパンだけだったので 価格は高いが依頼することにした

結果は満足している

昼間はブレーキランプ周りにあるメッキのせいで少々派手な感じだが 夜はなかなか格好良い

ちなみにノーマルはこんな外観
ノーマルテール
昼間はそれほど格好悪いとは思わないが ウインカーが内側の白いランプの上側だけが点灯し バックランプは同じ白いランプの下側が点灯するという まるで狙ったかのようなレトロ感なのでS2000のデザインとは合わないと思っていた

後期型はまあまあ格好良いとは思うが 私の好みとしてはR32スカイラインのテールみたいなのが良いので やっぱり片側2連のままイメージを変えたかった

車検もこのまま行けると思うが 一応ノーマルテールも確保してある

S2000のメモ:タイヤサイズ

自分用のメモ

S2000初期型(AP1-100〜120)の純正ホイール・タイヤサイズ

F 16inch 6.5J インセット 55 205/55R16 (外径 632)
R 16inch 7.5J インセット 65 225/50R16 (外径 632)

中期・後期型(AP1-130以降) 17インチセット

F 17inch 7J インセット 55 215/45R17 (外径 626)
R 17inch 8.5J インセット 65 245/40R17 (外径 628)

社外品定番のホイールサイズ

RAYS CE28Nの場合

F 17inch 7.5J インセット 50 225/45R17 (外径 634)
R 17inch 9J インセット 63 255/40R17 (外径 636)

これだと前後とも車検対応可能で外観的にも無理が無い感じ
ストリート用としてバランスが良いと思う

横浜にある某ショップの定番と思われるサイズ

F 17inch 8.5J インセット 54 225/45R17 (外径 634) ……けっこう引っ張る感じ
R 17inch 8.5J インセット 54 245/40R17 (外径 628)

前をあえて引っ張り装着することでタイヤのショルダーが丸くなるので ステアリングの反応はクイックになりそう

割とやってる人が多そうな 9Jの4枚通しパターンは

F 17inch 9J インセット 60(〜65) 255/40R17 (外径 636) ……フェンダー爪折り加工が必要な模様
R 17inch 9J インセット 60(〜65) 255/40R17 (外径 636)

これはサーキット走行をやる人がやってるセットだと思う
インセットはRAYS定番の63でも同じ組み合わせになる

フロントのタイヤを 245/40R17(外径 628) か 235/40R17(外径 619) にすることでフェンダーの加工は必要なくなるとか
但し キャンバー角は2°程度必要かもしれない

ちなみに現在のサイズは
RAYS CE28N
F 17inch 7.5J インセット 50 225/45R17
R 17inch 8.5J インセット 50 245/40R17

となっているが 実はリアが3mm程度はみ出してしまっている
最初のオーナーから使っているいらしいのに車検対応じゃないのか?と疑問に思ったのだが リアのタイヤを 235/40R17にするとぎりぎり収まるようだ

そして現在タイヤをグッドイヤーのイーグルRSスポーツ S-Specにしてあるのだが フロントはけっこうダルな反応になっている
おそらくキャンバーを1°程度しか付けてない上に トーをトータルで1°トーアウトにしている影響だと思う
このタイヤならフロントキャンバーは2°程度は付けてもいいかと思った

今はタイヤがまだ新しいので交換するのはまだ先なのだが もし予算ができたら
ホイールを 前後17inch 9J 60か63にして タイヤをF 245/40R17 R 255/40R17 というのをやってみたい
タイヤの銘柄はグリップよりもレスポンス重視でポテンザのS001あたりが良いかも

他にはツライチを重視するといろいろな組み合わせがあるのだが S2000だとオフセットやタイヤサイズが変わると操作性に影響が出そうなので 定番かその付近から多く外さない組み合わせを装着して運転を楽しんだ方が良さそうだ

TE47の頃

私が車の免許を取って最初に買ったのはスプリンタートレノ 1975年式 TE47だった
確か6年落ちで走行6万キロぐらいだったと思う

家の事情があって地元で就職することになったのだが 私の地元は車が無いと何も出来ない田舎の街
車の運転に興味は無かったが 必需品なのだから仕方なく免許を取って 親が知り合いの整備工場から安く手に入れたトヨタ パブリカ1000をしばらく乗っていた
このパブリカは無理しても時速110kmがやっとな性能で とても走りを楽しむなんてものではなかったが その当時は車への興味がそれほどなかったので車体が古い以外に不満はなかった

当時はスカイラインがモデルチェンジをしたばかりで ポールニューマンのCMが格好良いと思えたりしたのもあって 頭金が貯まったらそのスカイラインを買うのがいいかな……なんて思っていた

つまり あまり車への執着は無かった状態だったのだが それが変化したのは友人が見せびらかしに来た新車のカローラレビン(TE71型)に乗せられたとき
程よいボディの大きさと当時は珍しいDOHCエンジンの音などがすっかり気に入ってしまった

とは言っても新車を買えるほどの予算は無い

そこで知り合いの整備工場に相談したところ 初代のカローラレビン(TE27)を売りたがっている人がいるという話が舞い込んだ
その当時はちょっとした旧車ブームが起こっていて TE27はその中でも人気があり中古相場も高騰していたのだったが そのTE27は走行も少なくピカピカなのに60万円ほどで良いという話
すっかりそのTE27を譲ってもらうつもりで話を進めていたのだが そのオーナーは手放すとなったら惜しくなってしまったということで 話は無かったことに……

こうなるとTE27がどうしても欲しくなってしまい その整備工場に頼みつつも 近隣の中古車店を巡ってみたりした

ある日 家からけっこう遠い中古車店の前を通りかかったら なんとトヨタスポーツ800(いわゆるヨタハチ)が置いてある
初めて現物を見たので よく見させてもらって座らせてもらったりしてすっかり欲しくなった
ただ 予算60万前後と考えていたところにそのヨタハチは120万円
値段を考えて諦めたが 今考えたら無理してでも買えば良かったと思っている

そしてまたTE27を探すべく店巡りを再開したのだが とある店で話をしてから数日で連絡があり TE27が入荷したとのこと
さっそく行ってみると それは店の勘違いでTE27ではなくTE47だった

最初はガッカリして一旦は帰宅したのだが ボンネットを開けて見せてもらったときのソレックスツインがついた2TGエンジンが頭から離れない
またTE47のデザインも良いように思えてきた

そこで最初にTE27の件を相談していた整備工場に相談して そのTE47を取り寄せてもらった

そんな経緯でTE47は私のクルマとなったのだった
TE47
※カタログの画像

TE47を買ってからはいろいろな所に走りに行ったし 運転の基礎もこれで覚えた
燃費が悪かったので エコランのコツを覚えたりもした

免許を取るまでは車の運転に興味は薄かったのだが 気がつけばすっかりクルマ好きになってしまっていた
きっかけは些細なことだったが ハマれば楽しい趣味だと思う

今は若い世代でクルマへの興味が薄れていると言われているが 最近のクルマが至れり尽くせりすぎて魅力を感じられないのが原因の一端なんじゃないかなと思う
ドライバーを育ててくれるような要素がないと熱中できないんじゃないかなと思うのだ

Y2000?!

最近はヤフオクのようなオークションサイトよりも ネット上のフリーマーケット的に取引できるサイトが流行ってるとか
確かにオークションで落札出来るかどうかじりじりしながら待つよりも 早い者勝ちで取引できた方が良いのかもしれない

それはともかく

昨年の9月にS2000を買ってから 関連パーツをいくつかヤフオクから調達した

入手した順に並べてみると

1.アンサーバックユニット
2.レカロシート
3.テールランプ
4.無限……タイプのシフトノブ
5.J’sレーシング ハイパーECU
6.VOLTEX GTウイング

短期間でいろいろ買ってしまったものだ

1.アンサーバックユニットについては 私のS2000 AP1-110はアンサーバックが付いておらずAP1-120から付くようになったと聞いて どうしても欲しくなってしまったのだが カプラーオンで装着できるものは絶版となっていた
商品名や型番は調べて分かっていたので ヤフオクで発見して落札したのが経緯
運転席右下の配線に割り込ませるタイプのため取付は簡単でも 増えた配線の収納が難しかった
ネットを調べると出てくる汎用リレーを使った方法の方がスマートに行くと思う

2.のレカロシートは3月16日の投稿で紹介した「レカロ SP-JJ フランカー
その後もヤフオクには同様のシートが出品されているが 程度と価格から言ってこの落札分が丁度良かったと思う

3.テールランプは程度の良さそうな出品を見つけたので 相場よりちょっと高めだが確保の目的で落札してみた
届いた物は想像以上にきれいな状態だったので 専門の業者でLED化してもらった
現在はそのLED化したものに取り換えているが 写真がないので紹介は後日

テールランプについては前期型(AP1-100〜120)の場合 後期タイプ(AP1-130以降)に交換するという手もあるのだが 3連ランプよりも2連ランプのレイアウトの方がデザイン的に好みなのと 後期タイプはボディに穴開け加工も必要なのであまりやりたくなかった
まあ詳しいことは写真を用意してからにしよう

4.無限……タイプのシフトノブについてはちょっと失敗だったと思っている
それまで最初から付いていたシフトノブの形がちょっと気に入らなかったので タイプSのシフトノブを取り寄せて使っていたのだが そのシフトノブはアルミがむき出しのタイプなので ゴールデンウィーク頃の気候でもけっこう熱くなってしまった
そこで少しでも熱くならないタイプが欲しくなったのだが 後期型用の純正革巻きはデザインが好みじゃないので除外
チタンも良さそうだと思ったが それなりに熱くなるという情報を見つけてしまったので除外
無限のカーボンタイプが良さそうだなと思ったのだが 売価が15,000円ぐらいする
それで中古はないのかなとヤフオクを眺めていたら発見したので即落札したのだが 落札メールのタイトルを見て目が点になった
「無限風シフトノブの落札おめでとうございます」 ってあれ? 無限“風”?!
パチ物かーーー!!
確かに無限製とは書いてないから出品者に問題はない 慌てた私が悪いのだ

届いた物を見てみると これまた無限のにソックリ

ただ取付はやや難ありで 何度も調整してやっと落ち着いたのだが その後にミッションの感触が悪いからオーバーホールが必要かもと指摘されたり 自分でもシフトの感触が悪いなと感じたりしていた
それが試しにタイプSのシフトノブに戻してみたら シフト時の嫌な感触は収まってしまった
どうやらこの無限“風”シフトノブのわずかなガタつきがミッションの不具合として感じてしまっていたらしい
ということでたぶんもう使わないと思う
当初の目的だった「熱くならない」というのは良かったのだが ちょっと経が大きくて握りにくいので 本物の無限製を買うこともないだろう

5.J’sレーシング ハイパーECUについては 入手して良かったと思う
VTEC切り替え時の段つきがなくなって操作性が良くなったし その後のマフラー交換やビッグスロットル交換で大化けしたしで大正解
無限やSPOONのECUは競合相手次第ではかなり高値になってしまうのに対して これは出品価格で落札できたのも良かった
仕様を見る限りでは SPOONの物よりもJ’sの方が扱いやすそうに思えるのだが これがブランドイメージというやつなのだろうか

6.VOLTEX GTウイングについては勢いというかなんというか まさに衝動買いだったが 取り付けてからは機能も見た目も気に入っている
翼幅が説明で1450mm 実測で1440mmなので車検に通らないサイズだったのだが 自分で切断調整して現在は1405mmの車検対応にしてある
高速道路の巡航では 法定速度でも安定感を感じることができるので充分に効果的だと思うし 見た目もなかなかバランスが良い
これもテールランプと同じく写真を撮ってから詳しく紹介する予定

こんな感じでいろいろと落札したが 実は他にも欲しいものをヤフオクで調達しようと出品チェックを続けている
これではいつかS2000ではなくY2000になってしまうな……というのがこのタイトルの由来だ

まあ そろそろチューンアップも打ち止めにしておかないとな

長時間運転の話

長時間運転と言えば「疲れる」「面倒」などネガティブなイメージが一般的だと思うが 私はけっこう好きだったりする

過去の長時間運転では 高速代をケチって当時住んでいた川崎から岩手の実家までの約550kmを一般道だけで帰省したことがある
その頃は道の駅なども無かったし 街道沿いのコンビニも今ほど多くはなかったから なかなか休憩を取れずに走り続けた記憶がある
途中で休憩に入った喫茶店を出るとき レジのお姉さんに「ここはどこですか?」なんて質問をして 不思議そうな顔をしながらも「○○町△△番地……」なんて詳しい住所を説明してくれようとするのを遮って「あ……いや 何県何市ですか?」なんて聞いたら「栃木県黒磯市ですけど……」と答えてもらって「まだ 栃木なのかあーー」と嘆くと「どこまで行くんですか?」と聞かれ「岩手です」「が 頑張ってくださいね」なんて励まされたり

結局実家に到着するまで13時間かかったのだった

初めて一般道で帰省したときは 二度とこんなことはやるまいと思ったのだが 人というのは慣れるもので その後も何度か一般道で往復したりしている

また 実家に引っ込んでいる当時に 音ゲー仲間が開催するオフ会に参加するために上京したときがあったが そのときはお盆のUターンラッシュで高速は大渋滞
渋滞が緩和するまで一般道で行こうと走っていたら 結局高速に乗ったのは首都高の川口ICだった

それから 友人達とスキーに行ったときも 横浜スタートで斑尾高原まで17時間かかったこともあったっけ
そのときなどは明け方の渋滞を走っているときに「この調子だとスキーはナイターになっちゃうかもねー」なんて冗談を言っていたら 本当にそうなってしまったという 客観的には笑えない話なのだが 同乗者の友人達が不機嫌になったりもせずにいてくれたので 道中も案外楽しめたのだった

私は普段から運転好きを公言しているが 目的地さえしっかり決まっていれば長距離・長時間運転がいちばん楽しめているかもしれない

その長時間運転を楽に走れる車ということになると 以前は排気量が大きめでそれなりにパワーやトルクがあるものが良いと思っていたが S2000で実家までの500kmを何度も往復してみて考えが変わってきた
S2000は室内空間も狭いし ハンドルやシートに路面状態をもろに感じられるような敏感なクルマなので長時間運転はすごく疲れそうなものだが(まあ 実際に疲れるが) 意外にも眠くならずに集中力が持続する
個人的に長時間運転で何が辛いかと言えば 眠気や疲労感との戦いなので 集中力が続いているうちはそんなに辛くない

だいぶ以前にそこそこパワーのあるミニバンを借りて長時間走ったことがあって そのときは視点も高いし楽でいいなあ……と思ったものだが 実はある時点からは眠気との戦いが辛いと感じていたことを思い出した
また スキーに熱中してる当時にクルマをAE86からハイラックスサーフに買い換え スキー場までの移動はすごく楽になって 同乗者からの評判も上々だったのだが スキー場に到着してからの集中力がイマイチでスキーを楽しみきれなかったことが多かった

まあ 長時間運転が好きで しかも集中力の持続の方が楽なことより優先するなんて かなり特殊な性癖(?)だと思うので誰にも勧められるものではない

だけど 長時間運転を辛いと思うだけじゃなく楽しむこともできる一例(にもなってないが)として書いてみた

そう言えば だいぶ以前に新幹線が台風で途中停車を繰り返し 東京ー京都間で13時間かかったことがあった
これは新幹線のシートに座っているだけなのに 退屈で死にそうだった
自分で運転する13時間の何倍も辛かった記憶がある