GTウイングを取り付けた

どんどん深みにハマっている気がする

というのも S2000にGTウイングを付けるなんて大人げないと思っていながらも 抵抗がなくなってしまっていることに我ながら呆れているからだ

取り付けたのはヤフオクで手に入れたVOLTEX製ウェットカーボンのタイプ1
翼幅は1450mmなのでこのままでは車検に通らない
ステイ長は225mm

当初は自分で取り付けようと思っていたのだが トランクに穴を開ける工具を買いそろえる金額とショップに依頼する金額にたいした差はなかったので 某ショップにお願いして取り付けてもらった
某ショップなんてぼかすのは車検対応じゃない翼幅だからに他ならない

翼幅については 近いうちに自分で切断して車検に対応した1420未満にする予定だ
ドライカーボンだと切断は大変らしいが ウェットカーボンなのでなんとかなるだろう

さて実際に取り付けてからの感想だが 中央道を調布ICから上り方向で走ってみたところ 後輪の接地感が上がったような気がする
すごく安定感が出た!……とかの劇的変化ではないが 足回りのブッシュをリフレッシュした効果も相まって 路面があまり良くない中央道〜首都高4号線をふらつくこともなく安定して走ることができた

実際には走り慣れた東北道を走ってみないと真価は分からないが また近いうちに首都高を長めに走って確かめてみるとしよう

GTウイングを付けるなんて いい歳をして大人げないとは思う
しかし ウイングを付けないで空力を改善しようと思うと 思いのほかお金がかかるというのもあって 手っ取り早く長距離移動が楽になるならいいかなと思って決断したのだ

ウイングの銘柄にはちょっと迷った

S2000用として定番なのは無限のカーボンウイングかVOLTEXになるが VOLTEXは普通に注文すると今は5ヶ月待ち
他には汎用品で納期が短めのものもあるのだが やはり取付が車種対応に比べるとどうしても「いかにも後から付けました」感が出てしまう

無限にしようかどうしようか なんて考えているところにヤフオクでの出品を見かけたので入札したというのが今回の経緯

中古としては値段が高めだし 車検対応じゃない1450幅ということで悩んだが 翼幅は切断加工でなんとかできそうだし 値段については5ヶ月以上も待つことを考えたら 時間を買うのと同じだと考えて決断した
実際に取り付けてみると やはり人気のVOLTEXは造りがしっかりしていて満足感が高い

翼幅を調整したらきれいな背景で写真を撮って紹介するとしよう

リタードの検証開始

S2000の話題としては今更だけども エンジンを保護するためにリタードという動作がある
具体的には 水温や吸気温度が適正な範囲から外れると 点火時期や燃料の濃さを調整してエンジンのパワーが下がるというもの

以前からいろいろ調べてリタードについては知っていたが 実際の温度がどうなっているか知りようがなかったので気にしないようにしていた
しかし夏になって暑い日が続いてくると 点火時期が遅くなったと思われるエンジンのガラガラ音を聞く機会が増えてきた(ひどいときはディーゼル車か と思えるほど)

それで今回 OBDIIから情報が取れるレー探を取り付けて 待ち受け画面にエンジン水温と吸気温を表示するようにしてみた

お盆休みの渋滞を走っているときなどは 水温の適正値80-90℃ に対して95℃程度になってるし 吸気温度に至っては適正の40℃未満に対して65℃とかになっている

水温はちょっとスピードを出せばすぐに下がるのでとりあえず問題はないのだが 吸気温は走ってもなかなか下がらない
ラジエーターを通り過ぎて熱くなった空気がエアクリーナーに行くから温度が下がらないと推察できるので なんとかならいかちょっと工夫をしてみた

既に多くのチューンアップパーツとしてラジエーターを追い越してバンパーから吸気できるものは出ているのだが どれもそれなりに高価なので ちょっとした実験程度で購入するのは抵抗がある

そこで台所用品として売っている天ぷらの油などをガードするアルミ板を買ってきて エアクリーナーボックスの吸入口からラジエーターを追い越して吸気できるように貼ってみた
(写真を用意しないとイメージしにくいと思うが あまりに素人仕事・やっつけ仕事なので公開は控えたい)

とりあえずアルミテープで固定して走ってみたが さすがに夏場の気温で40℃未満をキープはできないが 走ってさえいれば50℃を超えることはなくなった
リタードはスイッチのように切り替わるわけじゃなく 数値に比例して適用されるようなので 40℃に近くなれば効果があると言えるだろう

実際にパワーの低下はほとんど感じなかったし

こんな簡単な工作でも効果があると SpoonやJ’s Racingから出ているカーボンの吸気ダクトとか 無限のエアクリーナーとかを付けたくなってくる

しかし冷静になってみると サーキットでタイムアタックをするとかでもないので 適正温度にこだわる必要もないのかなという気がしてくる
まあ 今のままでは人前でボンネットを開けるのが恥ずかしいような状態なので もうちょっと体裁を整えたいとは思っているのだが……

S2000純正リアストレーキの取り付け

お盆休みの間に実家に帰省したので 以前から考えていたストレーキを付けてみることにした

フロントもリアも純正で リアはタイプSに標準に付いているもらしい

フロントは各所に取り付け例が載っているし難しい作業はないので リアストレーキについて解説してみよう
但し正式な取説もないし 写真も途中でバッテリーが切れて最後まで撮影できていない
中途半端な解説になってしまうがご容赦願いたい

この作業ではボディに穴開け加工が必要となるので 作業を始めてしまったら後戻りはできない

ではその手順を最初から

手順01
まずは穴を開ける位置を 付属の型紙を使って印を付ける

手順02
そして三角板を固定するための穴を開けてしまう
穴径は8mm
開けた穴にはさび止めをしておく

手順03
さび止めが乾いたら白いプラ部品をはめ込む

手順04
はめ込んだ部品には三角板に取り付ける対になる部品が最終的にこのように差し込むことになる

手順05
上記の部品は三角板の裏側に差し込んで固定する

手順06
三角板と下側のゴム部品とを合体させて ゴム部品を固定するための穴をボディに開ける
穴経は10mm

手順07
ゴム部品のボディ奥側は図のようにコの字金具にボルトがセットされている部品で固定する

手順09
三角板のフェンダー側の穴に合わせてフェンダーの裏にパッキンを貼り付ける

手順10
パッキンを挟み込むように金具を固定する
最終的にはこの金具に三角板をビスで固定することになる

手順08
三角板とゴム部品を合体させたものをネジ止めする
ゴム板のネジ止めは 金属のネジ受け金具を差し込んでボルトを差し込むと 内部でネジ受け部分が横になるという構造だが なかなか簡単には理想型になってくれないので 何度かボルトを差し入れて調整するのがいい

三角板の方は白い部品を中央にはめ込み 両面テープで固定する
位置が合っていれば白い部品が入るときにカチッと音がするはず

と ここまで撮ったところでカメラにしていたスマホのバッテリーが切れてしまった

ここまで出来ていればあとは各部をビスで固定するだけなので なんとかなると思う

ただ……付属のシリコンパッキンが余ってしまったのだが どこに使うのか想像もつかないのでスルー

とりあえず実家の岩手から自宅までの約500kmを走ってきても ズレもせずに固定されていたので問題ないと思う

ちなみにストレーキはフロントもリアの外側(上図での説明部分)と内側のも付けてみた

効果は……というと 高速道路巡航中の音が静かになった
今まで気にしたことのなかったタイヤのロードノイズが聞こえてきたし オーディオの音量を上げる必要もなかった
走行安定性については 先日のサスペンションブッシュをリフレッシュした影響の方が大きくて ストレーキの効果はよく分からなかった
でも 音が静かになっているということは風の流れが整えられていると思うので それだけでも良かったということにしておこう

OBDIIアダプター動作報告

セルスターのレーダー探知機「AR-353GA+OBDII接続アダプター RO-116 」を購入して取り付けてみた
目的は速度取り締まりの探知よりも OBDIIによって「吸気温度」と「エンジン水温」を表示できることと バックカメラの映像を映すこと

バックカメラは今までナビ(カロッツェリア楽ナビポータブル:AVIC-MRP600)につないでいたのだが バックギアに入れると起動するバックカメラの映像信号では自動的に切り替わらないので この探知機の映像入力で自動的に切り替わったらいいなと期待してのことだ

取り付けにあたってOBDIIアダプターで接続したのだが セルスターの公式サイトでS2000のAP1は対応の一覧にないので目的の情報を得られるかどうかは賭けだったが 接続して設定を行ったら吸気温度とエンジン水温は無事に表示された(AP2は設定あり)

OBDIIのメーカー設定は「ホンダ2」

取り付けてからまだ走り回ってないしデータの更新も行っていないので 本当の使い勝手はこれからというところだが ネットでもAP1でOBDII情報が取り出せるかどうかはなかなか判断がつかなかったので とりあえず書き込んでみた次第

バックギアとの連動でバックカメラの映像に切り替わるようにできるのかどうかは まだ設定を調べてないので後日の報告としよう

なんで「吸気温度」と「エンジン水温」の表示なのかということは S2000の場合 エンジン保護のためにフルパワーが出せる温度範囲が狭いのが理由
その範囲は
水温:80-90℃
吸気:40℃以下
ということだ
夏場では水温も吸気温も範囲をすぐに超えてしまってパワーが落ちると言われているので 確かめてみたかったのだ

<2016-08-29 追記>
バックカメラの映像は設定で無事に映すことができた
ギヤをバックに入れると自動的に切り替わるので 目的は果たせたということだ
ただし 画面が小さくてちょっと見づらい気がする
画面がもう一回り大きいAR-383GAにすれば良かったかもしれないと思った

回り道してた

今日はS2000のサスペンションブッシュを交換してきた
S2000を購入してからずっと足回りのセッティングには悩み続けてきたが その悩みはどうやらブッシュ交換ですっかり解消したらしい

ブッシュがヘタってどんな症状が出ていたかを並べてみると

・アライメント値が狂う(測定の度に違う)
・後輪が暴れて安定しない
・直進性が悪い
・いつもガタピシと音がする

そのためアライメント値を工夫してみたりダンパーの減衰力をいろいろ試してみたりしたが 上に並べた症状はブッシュ交換で直ってしまった

回り道をしたなあ……という思いもあるが S2000を専門家に点検してもらってブッシュ類がヘタっていると判定されたら素直にブッシュ交換をすることをお勧めしたい
ブッシュがおかしな動きをしている状態でいくらアライメントや減衰力を調整しても思い通りの動きは得られないということを思い知らされたという感じだ

今回の施行は以下の通り

・無限強化ブッシュによるサスペンションブッシュの打ち替え
・フロントロアアームのコンプライアンスブッシュはクスコ製でピロ化
・タイロットエンドブーツ等 ブーツ類の新調
・リアスタビライザーをAP1-130のものに交換(柔らかくなった)
・アライメント調整
 フロントトーを トータルで1mmトーアウト
 リアトーをトータルで4mmトーイン
 キャンバーは フロント 1° リア2°

これで道路の段差を乗り越えてもガタガタ言わなくなったし ハンドルも切り始めはちょっとダルになったが思い通りに動く

リアスタビを柔らかくしたので車線変更ではちょっとフワッとした感触が出るようになったが 今がブッシュ交換前に試験的に設定したダンパーの減衰力のままなので 調整すれば良い感じになりそうだ

何にせよ 長々と回り道をしたが やっと足回りセッティングのスタートラインに立てた感じがするので 減衰力を煮詰めていけば走りがもっと楽しくなるだろう

と 本来は良いことばかりなのだが 実はブッシュ交換前のガタピシ言いながらも路面状態がダイレクトに感じられていた状態も良かったかもしれないなんて思えてくる
今はすっかり別な車になったレベルで穏やかな挙動になったので 慣れるまでは違和感を感じ続けるかもしれない

単純に言うと穴の開いた地下足袋から立派なスニーカーに履き替えたようなものかもしれないが 穴さえ開いてなければ地下足袋もいいかもね……と思ったのだった