とりあえずなのに“最終” 日本語としてどうかとは思うが正直な感想である
何が最終なのかというと S2000のチューンアップについてはここらへんを最終にしようと思ったのだ
というのも 今日 ホンダ系のチューンアップパーツメーカーであるSpoonのアンテナショップTYPEONEで「バルブクリアランス調整」と「ベンチュリービッグスロットル装着」を行ってきた
費用はしめて84,000円ほど
走行距離が12万キロを超えてバルブクリアランスの調整はやりたいと思っていたし ビッグスロットルにすれば走り出しのときに感じるアクセル操作の加減の難しさが解消されると思ったからだ
チューンアップ費用としては比較的安い方だし 効果も「エンジン音が静かになる」「アイドリングが安定する」「少しのアクセル開度でエンジンが吹け上がる」といった どちらかと言えば穏やかな変化と予測していた
予測していた効果はきちんと感じられたで実行したかいがあったのだが……
実際に走ってみると予想を大きく超えてパワー感が上がった
アクセルを踏んだときのレスポンスが良くなったのは想定内だったが 全域でパワーがあきらかに上がっていると感じる
どれぐらいの差かと言えば 調整前でのエアコンを使っていない状態が 調整後ではエアコンを使っている状態ぐらい
というよりも エアコンを使ってもパワーの落ち込みを感じないといった方が正しいかもしれない
吹け上がりはとてもスムーズで ゼロスタートからの加速もとても良い
実は今まで 「S2000のパワーに不満は無いし そもそもこのクルマはパワーを楽しむクルマじゃない」なんて口では言っていても ゼロスタートで最近のミニバンやSUVをぶっちぎることもできないことに 腹の底でモヤッとした不満を持っていた
それが今回の調整ですっかり解消されたと思った
足回りや幌を刷新したりするという課題は残っているが とりあえずエンジンに不満はなくなった
それで今回のタイトルが「とりあえず最終」になったというわけだ
それにしてもバルブクリアランスの調整とビッグスロットルで調子が良くなったF20Cエンジンは本当に素晴らしい
4気筒の傑作エンジンだと改めて思った
なんだかS2000を手に入れたばかりの頃に感じていた とにかく走り回りたいという気持ちがよみがえってきた
以前はよく気分転換で首都高を流したりしていたが また再開しようかと思ったりしている